施 工 事 例

使っていない農倉庫を解体し“管理が楽な土地”へ|駐車場+草刈りから解放された施工事例(吉富町)

プロフィール


株式会社田口組
福岡県内、最も小さな町、吉富町で昭和33年から地域に根ざす建設会社。
鉄骨鳶工を経て、足場鳶工と土木工事を主に行い、新たな取り組みや施工方法にもどんどん挑戦している。
どんなに小さな仕事でも”この町で一番、信頼される仕事を。”合言葉に施主様と綿密にコミュニケーションを取り仕事を進める。
22〜33分

「(担当者の名前)くん!この前は畑地の埋め立て工事ありがとう、助かりました。
実は…あと、もう一つ困ってることがあって、いいかな?倉庫の解体と前の雑草地なんだけど、」

こんな何気ない会話から、以前の工事に引き続き、別の工事内容の相談を受けました。

依頼者は担当者の同級生の父親で、昔のよしみで相談をもらいました。
詳しく話を聞くとこんな悩みがありました。

・使ってない農倉庫があり、そこに何かしら獣が住み着いてる匂いがする
・近隣住民の迷惑になりかねないので農倉庫は解体したい
・農倉庫解体後の土間コンクリート利用して駐車場を造りたい
・農倉庫前の以前畑として使用していたところが雑草だらけ
・雑草は定期的に手入れしないとすぐ伸びる
・最近の夏場の猛暑じゃ、草刈りするタイミングがない
。年齢的にも雑草のために管理するのが大変になってきた。

「もうほんとねー大変。草刈りが。夏場なんてもうやってられんもんね、でも周りの迷惑もあるからねー。どうしたらいいかな。」と。

今まで工夫を凝らして、どうにかこうにかやってきたが、自分たちだけでは、もうどこから手をつけていいかわからない状態になっているとのことでした。

とにかく👉
「もう草刈りを続けるのがしんどい」
というのが、今回の一番の悩みでした。

1. 鬱陶しい草刈りから解放!安価にできるカタマ舗装工事

今回の工事では、単に倉庫を解体するだけでなく、
“この先どう使うか”を軸にご提案を行いました。

■農倉庫の解体→駐車場としての再利用

※実際の現場写真。解体後の駐車場コンクリートへの再利用を希望していた倉庫。

これは依頼者からの提案、希望だったのですが、解体後の土間コンクリートを駐車場として再利用できれば嬉しいとのことでした。

使ってない建物から、再利用による使えるスペースへ
価値を変えることを目的とした工事となります。

私たちからも、多少古くても、壊れかけている場所があったとしても、補修による再利用が可能であれば駐車場として使えるように施工いたしますとお伝えしました。

■雑草対策としてカタマ舗装を提案

倉庫前の荒れていた雑草地のスペースには、雑草対策として「カタマ舗装」を提案しました。

一般的な選択肢としては、
・コンクリート施工
・アスファルト舗装

などがありますが、対象のスペースはかなり広く、コンクリートで施工するには、予算をオーバーしすぎてしまう問題がありました。

引用元:https://japaneserecords.org/japanese-records/36696/

また、家の庭先に広いスペースのアスファルト施工は、夏場の気温上昇が懸念されます。
例えば、夏場の気温が 35℃ のときには、アスファルト舗装の表面温度は 65℃ にものぼります。

もちろん室内のエアコンの効きも悪くなりますし、犬を飼っているご家庭では肉球がやけどする熱さに容易に達します。

昨今の夏場の気温は35度を超える日が何日続くのかという異常な暑さです。
福岡県太宰府市では、年間で最高気温が35℃を超える日が62日あったとして、日本記録としても登録されているぐらいです。

そこで私たちが提案したのがカタマ舗装施工です。
カタマ舗装は簡易舗装工種として確立されてきた工法で、コンクリート施工よりも安いアスファルト舗装施工のさらに半額近い金額で施工することができる工法です。

使用する材料は鉱滓という、色は青に近い灰色で、細かい石と砂が混じっただけの、ただの砕石のような見た目をしています。

その中には、鉄やニッケルといった成分が入っており、水硬性(すいこうせい)と呼ばれる水に反応して固まる性質を利用して、舗装材としての役目を果たします。

そのため、施工性の良いカタマ舗装は、ショベルカー等の重機で掘削を実施しても、全く歯が立たないほどに固くなります。

ただ単に、安いからというのは理由の一つですが、
雑草も生えず、駐車場の乗入れ口としては、車の荷重にも耐えうることができる、今回の目的にベストな工法だと判断しました。

2. 倉庫には獣常駐化の痕跡と、入りづらいダンプトラック。

今回の現場は、2t ダンプトラックでも侵入するのが難しい立地でした。
しかしダンプトラックの大きさは、工費に直接影響するポイントです。
単純にダンプトラックを倍の大きさにすることができれば、運搬費用は半分近く減らすことができます。

ここは、原価管理の大事なポイントでしたので、隣接する家の庭への乗入れを許可してもらい、4tダンプトラックでの運搬で解体工事を進めることができました。

本来であれば、現場条件が難しいことを考慮した解体費用となるところを、抑えることができたのは、依頼者にとっても弊社にとっても嬉しいポイントになりました。

※実際の現場写真。倉庫解体時の様子

そして、いざ、倉庫の2階の方に行くと、何かしらの獣が常駐していた痕跡(糞)が確認できました。
これが空き家等の怖い問題の一つで、天井や床、柱などの建材をかじられることや、糞尿によって木材が腐食したりすることで、建物全体の耐久性が著しく低下します。

空き家の風化を一気に早めるのが、この害獣たちの仕業です。

大抵は、解体するときには害獣と実際に出くわすことはないので夜行性の動物の可能性が高い気がします。

今回も害獣に遭遇することなく、また、地域の方のご協力もあり、無事に解体工事を完了しました。

3. 倉庫解体後の土間コン、駐車場として再利用できません。

無事に解体工事が終わったのは良かったのですが、解体後の土間コンは駐車場として再利用できない形容でした。
ひび割れや、右側と左側でそもそも高さが違うことや、基礎の立ち上がりがあり、駐車スペースとしては利用が難しい。
と依頼者とともに判断しました。

そこで、今の土間コンクリートを撤去し、再度新しい土間コンクリートを敷設することを提案させていただくために、再度お見積りをし、新設土間コンクリートの施工が決まりました。

※実際の現場写真。解体後の駐車場コンクリート打設状況

4.雑草からの解放!カタマ舗装工事

雑草の悩み、それは
・夏場は何度刈っても、1 〜 2 週間後には生え揃う。
・夏場の作業は命の危険すらある。
・草をかることができても処分まではできない
・年齢を重ねると以前のようにできなくなる

そんなお悩みから、今庭先の施工で流行りになりつつあるのが、カタマ舗装施工です。
上述のとおり、草は生えなくなる、車の乗入れにはなんの心配もない。なにより費用を安く抑えることができるのが特徴です。

新築時には取り入れる人はあまり見かけませんが、
年数も経ってきて、草の手入ればかりが仕事になっている。という状況の人はたくさんおり、そういう人たちにはもってこいの施工方法です。

※実際の現場の写真。カタマ舗装施工にて細かい凸凹を人力で細かくなくしていく作業。

しかし、このカタマ舗装施工、気をつけなければいけないことがあります。
それが、

施工方法が悪いと、まったく固まらない
ということです。

私の知り合いの方にもカタマ施工を他社さんに頼んで施工してもらったところがいくつかありますが、その半分ほどは、しっかりと固まっていません。

酷いところだと、カタマ施工をしたのに、足でこすったら表面が削れる
ような状態のところもあります。

上述したように、カタマ施工の表面は重機で掘削しようとしても掘れません。
それぐらい締めかたまり、固くなります。

施工方法が悪いと、ただの色の違う砕石を敷き均してるかのようになるだけで、
乾燥した時期にはすぐに埃が立つようになります。

カタマ施工には適切な施工方法があり、それを怠れば必ず後悔するはめになります。
依頼者のほとんどはカタマ舗装がどういう材質でどういう仕上がりになるのかを知りません。

施工後ほとんど固まっていない状態でも、
「こんなものです」と言われれば、こんなものなんですね。で終わってしまうケースも多々あります。

もちろんあなたが知識を身につける必要はありませんが、しっかりとした知識と技術を持った施工会社にお願いすることが重要です。

5. カタマ舗装の正しい施工方法

カタマ舗装施工に使われる材質の主な材料は鉱滓です。
その配合割合なども重要な点ですが、固まる理由を簡単に説明すると上述した水硬性(すいこうせい)と呼ばれる水に反応して固まる性質を利用しているからです。

大抵の施工不良が起きているカタマ舗装をみると、原因は散水量不足です。
要は水の量が足りないために水硬性(すいこうせい)反応がなく、ただの砕石止まりの施工となってしまいます。

しかし水の量が多すぎれば、今度は材料分離を引き起こし、うまく締め固まりません。
適切な水分量を管理しながら施工することが大事です。

次に大事なことは転圧作業です
鉱滓が固まる要因に締固め率があります。分子同士が隙間なく密着することで、より強固な硬度を発現することができます。

しかしプレートなどの小さな転圧機では、空隙率が大きくなりすぎ、分子の密着が足りず、そこを起点にボロボロと崩れやすくなります。

※実際の現場の写真。カタマ舗装にて、適量の散水と転圧繰り返し行う作業。

各現場で、搬入できる転圧機のサイズが異なることはありますが、
その現場に搬入することができるもっとも大きなクラスの転圧機の使用が重要です。

また転圧は振動転圧が基本で、ローラーで前後しているだけでは、転圧不足となります。

カタマ施工時、弊社独自の重要視している2つのポイント

その1つ目は、弊社でしか行ってないことかもしれませんが、材料のふるいわけです。
カタマ舗装は非常に目の細かい砂と粉ぐらいの材料が配合されています。

※実際の現場写真。徹底した細かい材料のふるいかけにより、目の荒いところの無い仕上がりに。

一方で大きい石粒は20mm程度の石粒まで入っており、
敷き均し時に何度も何度も整地作業をしていると、段々と目の小さい材料が下に沈み、
それに伴い、目の大きな石のような材料が上に上がってきます。

そうすると仕上がりは汚くなり、また耐久性も落ちます。
目の大きな石が衝撃でポロッと崩れるとそこからどんどん輪をかけるように不良箇所は広がります。

ですので素早い敷き均しも重要となりますが、目の細かい砂ぐらいの材料のみをふるい分けして保存しておくことが重要です。

これは本施工とは別の材料でする必要がありますが、
この砂を締固め時の石が浮いているポイントにふりかけておくと、全面的にきれいな施工仕上がりとなります。

そしてもう一つのポイントは意外と他の会社でも知らずにそのまま施工してしまっていることが多いのですが、
あまり語ると長すぎて読めなくなるので、また施工時に希望があればお伝えします。

6. 工事のその後

工事後、現場は大きく変わりました。

使われていなかった農倉庫は解体され、
現在は車を2台ゆとりをもって停められる駐車スペースとして活用できるようになりました。

また、これまで雑草が生い茂っていたスペースは、
カタマ舗装によってしっかりと締め固められ、人が歩いたり車の乗り降りをしてもびくともしない状態に。

見た目だけでなく、実用性の高い空間へと生まれ変わっています。

そして何より大きかったのは、

👉 草刈り作業から解放されたこと

これまで定期的に行っていた草刈りの手間がなくなり、
日々の管理の負担は大きく軽減されました。

さらに、お客様のご希望で一部に小さな畑スペースを残しており、
現在はそこで野菜などを育てながら、無理のない形で土地を活用されています。

👉 「手間のかかる土地」から「無理なく使える土地」へ

暮らしにちょうどいい形へと変わった工事となりました。

最後に。

今回の工事では、

使われていなかった農倉庫の解体
駐車場としての再活用
雑草対策としてのカタマ舗装

を行いました。

もともとは、

👉「草刈りが大変で、管理に困っている土地」

でしたが、

工事後は

👉 草刈りのいらない管理しやすい土地になり、
👉 車を停められる実用的なスペースとして活用できるようになりました。

つまり、

👉 “負担だった土地”が“使える土地”へと変わったということです。

実際に今回のように、

解体後の土地を整備し、

駐車場として自宅利用する
駐車場として貸し出す

といった形で、

👉 “負の資産”だった土地が、“価値を生む資産”へ変わるケースも少なくありません。

大切なのは、

👉 工事をすることではなく
👉 その土地をこれからどう活かすか

です。

「使っていない建物がある」
「草刈りや管理が大変になってきた」

そんなお悩みも、

考え方と整備の仕方次第で、

👉 負担を減らすだけでなく、価値を生み出す土地に変えることができます。

私たちは、単なる解体や舗装ではなく、
その先の使い方まで見据えたご提案を大切にしています。

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「うちの場合どうなんだろう?」
「このままだと危険なのかな?」
「どんな工事になるかだけ知りたい」

そんな段階でも大丈夫です。

・まだ工事するか決めていない
・他社と比較中
・とりあえず話だけ聞きたい

という方も多くご相談いただいています。

無理な営業は一切行っていませんので、ご安心ください。

※実際に写真だけで解決したケースもあります

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